岩美町議会 > 2012-03-13 >
03月13日-04号

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  1. 岩美町議会 2012-03-13
    03月13日-04号


    取得元: 岩美町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    平成24年 3月定例会       平成24年第1回岩美町議会定例会会議録(第4号) 平成24年3月13日(火曜日)            出  席  議  員(10名) 1番 澤   治樹君     2番 博田  信君     3番 竹中 一浩君 4番 日出嶋香代子君     5番 芝岡みどり君     6番 柳  正敏君 7番 船田  爲久君     9番 田中 克美君     10番 船木 祥一君 11番 津村  忠彦君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠   席  議  員( 0 名)            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 町長      榎 本  武 利君    副町長     西 垣  英 彦君 岩美病院事業管理者            教育長     寺 西  健 一君         平 井  和 憲君 総務課長    岡 田  康 男君    企画財政課長  長 戸    清君 税務課長    山 口  浩 司君    商工観光課長  川 上  壽 朗君 福祉課長    上 田  繁 人君    健康対策課長  川 口  耕 司君 住民生活課長  田 中    衛君    産業建設課長  廣 谷  幸 人君 環境水道課長  杉 村    宏君    教育委員会次長学校給食共同調理場所長                              飯 野    学君 岩美病院事務長 村 島  一 美君            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者 事務局長    坂 口  雅 人君    書記      前 田  あずさ君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議  事  日  程 (第 4 号)                    平成24年3月13日(火)午前10時開議 第1 議案第20号 第9次岩美町総合計画基本構想について(質疑) 第2 議案第21号 岩美町過疎地域自立促進計画の変更について(質疑) 第3 議案第22号 鳥取市と岩美町との定住自立圏の形成に関する協定の変更について(質疑) 第4 議案第23号 岩美町鳥取県職員の研修に関する事務の事務委託に関する規約の変更について(質疑) 第5 議案第24号 地域主権一括法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の設定について(質疑) 第6 議案第25号 職員の給与に関する条例の一部改正について(質疑) 第7 議案第26号 岩美町防災会議条例の一部改正について(質疑) 第8 議案第27号 岩美町暴力団排除条例の設定について(質疑) 第9 議案第28号 岩美町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の設定について(質疑) 第10 議案第29号 固定資産税の納期の特例に関する条例の一部改正について(質疑) 第11 議案第30号 岩美町立緑地休養施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について(質疑) 第12 議案第31号 岩美町特別医療費助成条例の一部改正について(質疑) 第13 議案第32号 岩美町保育所の設置等に関する条例及び岩美町立子育て支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について(質疑) 第14 議案第33号 岩美町介護保険条例の一部改正について(質疑) 第15 議案第34号 岩美町道路線の認定について(質疑) 第16 議案第35号 岩美町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について(質疑) 第17 議案第36号 平成24年度岩美町一般会計予算(質疑) 第18 議案第37号 平成24年度岩美町住宅新築資金等貸付特別会計予算(質疑) 第19 議案第38号 平成24年度岩美町代替バス運送事業特別会計予算(質疑) 第20 議案第39号 平成24年度岩美町後期高齢者医療特別会計予算(質疑) 第21 議案第40号 平成24年度岩美町国民健康保険特別会計予算(質疑) 第22 議案第41号 平成24年度岩美町集落排水処理事業特別会計予算(質疑) 第23 議案第42号 平成24年度岩美町公共下水道事業特別会計予算(質疑) 第24 議案第43号 平成24年度岩美町介護保険特別会計予算(質疑) 第25 議案第44号 平成24年度岩美町訪問看護ステーション特別会計予算(質疑) 第26 議案第45号 平成24年度岩美町水道事業会計予算(質疑) 第27 議案第46号 平成24年度岩美町病院事業会計予算(質疑)            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第27まで            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時0分 開議 ○議長(津村忠彦君) ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1  議案第20号 第9次岩美町総合計画基本構想について(質疑) △日程第2  議案第21号 岩美町過疎地域自立促進計画の変更について(質疑) △日程第3  議案第22号 鳥取市と岩美町との定住自立圏の形成に関する協定の変更について(質疑) △日程第4  議案第23号 岩美町鳥取県職員の研修に関する事務の事務委託に関する規約の変更について(質疑) △日程第5  議案第24号 地域主権一括法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の設定について(質疑) △日程第6  議案第25号 職員の給与に関する条例の一部改正について(質疑) △日程第7  議案第26号 岩美町防災会議条例の一部改正について(質疑) △日程第8  議案第27号 岩美町暴力団排除条例の設定について(質疑) △日程第9  議案第28号 岩美町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の設定について(質疑) △日程第10 議案第29号 固定資産税の納期の特例に関する条例の一部改正について(質疑) △日程第11 議案第30号 岩美町立緑地休養施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について(質疑) △日程第12 議案第31号 岩美町特別医療費助成条例の一部改正について(質疑) △日程第13 議案第32号 岩美町保育所の設置等に関する条例及び岩美町立子育て支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について(質疑) △日程第14 議案第33号 岩美町介護保険条例の一部改正について(質疑) △日程第15 議案第34号 岩美町道路線の認定について(質疑) △日程第16 議案第35号 岩美町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について(質疑) ○議長(津村忠彦君) この際、日程第1、議案第20号 第9次岩美町総合計画基本構想についての件から日程第16、議案第35号 岩美町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての件まで16件を一括して議題とします。 本16件につきましては、それぞれ説明が終わっておりますので、これより質疑に入ります。 日程第1、議案第20号 第9次岩美町総合計画基本構想についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 基本構想を改めて見まして、ちょっと1点、基本的なことですけれど、基本構想ではこの案で昭和46年に第1次策定して8次にわたる総合計画を推進してきたと、現行計画、要するに8次総は基本計画期間が平成23年でもって終了しますということになっておりますね。平成23年というのは中間年、8次総としては中間年、要するに基本構想としては中間年なんですよね。それで、そういうふうに今まではやってきたんですけれど、我々が議決する基本構想が10年間、向こう10年、到達目標が10年後の平成33年ということになってて、それがいいとか悪いとか言ってるわけじゃないんですけれど、要するに10年先を目標とするということで議決しながら、実際には5年で断ち切られる基本構想なわけです。ということは、要するに5年の時点でというよりは、実質的には4年たった時点で見直しをかけて、基本構想そのものも新たにさらに5年追加した10年先を目標にするということになってるわけです。 それで、改めて見ましたら、基本構想の中でまちづくりの基本目標としているその目標値が8次よりも高いものもあるし、要するに平成28年、9次の中間年というのは8次の最終10年目の目標なんですよね、目標値。それが8次よりも高いものもあるし、8次よりも低いものもある。もちろんその指標の違い、それから指標そのものの立て方の違いもあるわけですけれど、しかし、どこを読んでも8次と9次の関連性には言及されてなくて、いわば断ち切られたものとしてつくられているわけです、文章表現上はですよ。 それで、聞こうと思っているのは、その8次の検証作業、要するに9次で目標を立てる、あるいは指標も含めてまちづくりの目標というのを10年後の目標というのを立ててやるわけですけれど、当然それは8次の少なくとも4年なり5年なりの実効を踏まえたものになるわけですよね。しかし、9次総合計画では基本構想では関連性が見られないんで、その8次総の検証作業というのは総合計画の策定作業の中でどのように位置づけられてどのように行われてきたのか、その上で9次総というのがまとめられたということになってるはずなんだと思うんですけれど、そこは文章表現上もないし、これまでも我々議会に対しては、私の記憶ではそういう報告はなかったように思うんですけれど、認識不足なのかもしれないけれど、印象に残るほどのものがなかったという言い方ができるかもしれないけれど、改めて、これはもう議決する本会議ですので、そこの説明なりをお願いしたいと思います。
    ○議長(津村忠彦君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(長戸清君) 田中克美議員さんから、今回策定をいたしました第9次の総合計画に絡みまして、その前にあった第8次の総合計画、そういった部分の評価、また達成状況も含めた話になろうかと思いますが、そういった部分についての御質問をいただきました。 確かにこれまでの総合計画、基本構想の立て方としましては、10年というスパンを設けながら5年ごとにこれまでの8次の総合計画は見直しをさせていただきました。今回の総合計画を策定するに当たりましても、田中議員から御指摘があった部分については、まちづくり委員会や審議会の中でも御議論がございました。そういった中で、9次の次は10次という形になろうかと思いますが、やはり基本構想そのものは10年というスパンは変えないほうがいいんじゃないかと、そういった御意見もまちづくり委員さんや総合計画の審議会の委員さんからもいただきました。そういった中で、5年たった基本計画を次に中間年として新しく5年間立てていくと、そういった方法も検討してはどうかというふうな宿題をいただいたとこでございます。 ですから、今回これまでの総合計画の成果につきましては、基本計画で掲げました5年間のものについて達成状況を議会のほうへもお示しをして、5年間の総括という形でずっとこの間説明をさせていただきました。今回の9次総を立てるに当たっても、前例を踏襲したといっては申しわけございませんが、この前の流れのとおり8次総の中間年、5年間の基本計画の総括をもって8次総の部分は一たん終わらせていただいて、新たな第9次の総合計画という立て方の中で、今後5年間の基本計画、10年間の基本構想という形で案を作成して議決を求めようとしております。 ですから、今回田中議員からも言われている部分も含めまして、次の5年後の見直しの部分についてどうするかということをよく検討を、所管委員会にもお願いしたいというぐあいに考えております。 また、今回の構想の案の部分でそういった指摘をいただく中で、14ページに掲げましたまちづくりの目標につきましても、10年先だけではなくて、中間年の5年という部分も目標設定をする中で達成努力をやっていこうということで、新たな設定の考え方を含めて提案をさせていただいておるところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 私、実は何次総からか忘れましたけど、何回かこの議決に加わってきた者がこう言うのも、今、先ほど述べたような質疑をするのも変な話なんですが、ある意味では。ただ、思ってるのは、要するに地方自治法で総合計画というものの義務づけがなくなって、町独自の考え方で立ち向かえばいいということで、議決もだからやろうと、条例をつくって議決事項にしなくてもいいんだけど、町としては岩美町の基本的な計画、計画の一番上位に位置するものとして、議会との議論をきちんと踏まえてやるということで条例化したわけです、議決事項として。 それを踏まえれば従来と同様の発想で行くことはない。本当に岩美町にとっていいもの、あるいはいいやり方というものを模索していけばいい話であって、ということを踏まえるならば、やはり基本的な考え方の部分にかかわることなんで、はっきりさせておいたほうがいいというふうに思ったもんですから今質疑させてもらったんです。ですから、今答弁がありましたけれど、本当に有効な計画、実効性のあるもの、あるいは本当に町民が挙げて、行政だけじゃなくて、実行にかかわっていけるものにするためにどうするのがいいのかということは引き続き十分やっぱり考え、念頭に置いて取り組んでいくべきだと。先ほど言われたような中間年での、10年の後半の5年の中期目標見直しということに、そういう発想が今出てると言われましたけど、そういう際に、やはり従来のものにとらわれない考え方や立場で臨むということを希望します。 以上です。 ○議長(津村忠彦君) ほかに質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第2、議案第21号 岩美町過疎地域自立促進計画の変更についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。            (9番田中克美君「済みません、間違えた。ここは質疑するところじゃありませんでした、早まりました」と呼ぶ) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第3、議案第22号 鳥取市と岩美町との定住自立圏の形成に関する協定の変更についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第4、議案第23号 岩美町鳥取県職員の研修に関する事務の事務委託に関する規約の変更についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) これ提案理由にあるように、24年度から研修経費を市町村負担にすると。説明では、それまでは鳥取県市町村振興協会が負担もしてた、運営もしてたということです。その運営の経費というのはどこから出てたのか、ちょっと補助金等の調べを見ても出てこないんで、どこからその運営経費が出てたのか。町からも出てたとすれば、この研修の事業から振興協会が手を引くという、撤退するということで、拠出がもしあったならばそれはどうなるのか、そのあたりを説明してください。 ○議長(津村忠彦君) 総務課長。 ◎総務課長(岡田康男君) 田中克美議員さんのほうから御質問をいただきました。 この職員の、市町村等の職員、いわゆる一部事務組合の職員も含めての話に、対象になるわけですが、それの財源といたしましてはオータムジャンボの交付金を財源として……。 オータムジャンボ、宝くじでございます。            (「ああ、オータムジャンボ」と呼ぶ者あり) はい、宝くじの中のオータムジャンボの交付金を財源として、市町村の職員研修に充てておったということでございます。 それで、今回市町村振興協会が公益法人化を目指す中で、この事業をいわば整理するということでございまして、従前は県と実質的には共同という形をとっておったところでございますけれども、それから費用のほうも県の自治研修所、現在では人材開発センターでございますけれども、こちらの施設を使った費用や、それから講師等の費用、こういったものもすべてこの市町村振興協会のほうに負担をしていただいております。 それから、あわせて市町村職員が千葉県の市町村アカデミーや、それから滋賀県の研修所、全国の研修所に、そういった場所での研修を受ける場合の旅費でありますとか研修の負担金、これの約2分の1をこの市町村振興協会、財源としては宝くじのオータムジャンボのほうから支援をいただいておったということでございます。 今後におきましては、この資金についてはこの研修にはもう充てられませんので、したがって町のほうが応分の負担をしてまいるという考えでございます。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) 大体総務課長の説明でお答えをしたところでありますけれども、オータムジャンボの交付金が減ってくるということも背景にはあります。これからは県のほうに研修をやってもらうわけですけれども、交付金がやはり財源としては入ってくると、満額ではありませんけれども。その配分方法を今協議中でありますので、予算的な裏づけの部分での計上はされておりませんけれども、従来研修に要した経費の2分の1ぐらいなところになるんではないかというふうに思っております。 それから、研修も市町村職員全体を対象にした部分と、それから県に、従前から県職員と合同の研修と二手ありまして、振興協会が行っていたのは市町村職員の部分だけということであります。市町村振興協会というのが宝くじの交付金を資金にして市町村の事業の貸付金の業務や、それから研修業務ということを従前からやっておりましたけれども、事務局が町村会にありました。明年度からは県のほうに事務所も移管されるというような変化が起きておるところであります。 ○議長(津村忠彦君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) ないようであります。質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第5、議案第24号 地域主権一括法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の設定についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) この説明資料で9件の条例に係るという改正なんですけれど、一つは、そのうちの2件、岩美町保育所の設置等に関する条例新旧対照表で、従前は、現行は設備及び運営の第7条が厚生省令の児童福祉施設最低基準の定めというのが、それに基づくということになってるわけですけれど、改正で児童福祉施設の設備及び運営に関する基準ということで、これは経過措置ということのようですけれど、いずれ県条例がここに入るわけですよね、できれば。そこで結局この県の意向あるいは町の意向として、これで言葉としては最低基準というのがなくなっちゃうわけですけど、問題は内容、中身なんですけど、町が決めるということの場合に、そういう最低基準がきちんと保障というのか、確保というのか、もちろんそれには当然財政的裏づけというのも伴ってくる話だと思うんですけれど、町の立場からすると、そこが財政の裏づけも含めてきちんと従来のものが保障される、あるいは補てんされるということでなければ困ると思うんですけれど、そこのところのめどというのか、方向性というのはどう見ていますか。 ああ、もう一つある、ごめん。 ○議長(津村忠彦君) 続けてください。 ◆9番(田中克美君) 済みません、失礼しました。 もう一件は、この説明資料の42ページにある岩美町廃棄物の処理及び清掃に関する条例新旧対照表で、法律から現行の一般廃棄物処理計画第9条の最後の号で、6号がその他一般廃棄物の処理に関し必要な事項というのが法律から削除されたということで、岩美町の条例もこの号を削除するというのが改正内容ですけれど、これは法律に定められていたというのはそれなりの理由があったと思うんですけれど、それを削除した理由。それと、もし必要ならば岩美町条例には残すことは可能ですよね、そこの判断はどうなのか。 ○議長(津村忠彦君) 住民生活課長。 ◎住民生活課長(田中衛君) 田中議員さんのほうから地域主権一括法の保育所の設置等に関する条例の関係で御質疑をいただきました。 従前、児童福祉施設最低基準で定められておったものを、省令名の改正で児童福祉施設の設備及び運営に関する基準という名称に変えさせていただいたものでございます。 これはことし1年間の経過的な措置でございまして、来年3月末をめどに県のほうでこの最低基準についての条例化を現在検討しておるところでございます。これができ次第、そちらのほうにまたこの条文は改正をさせていただくということで御理解をいただきたいと思います。 その際、先ほど御質問のありました基準を緩和するような場合には、それに対応する財政的な措置があるのかという御質問をいただいたところでございます。            (9番田中克美君「最低基準を設けたら、当然その設けたところは財政的な措置を、裏づけをとる必要が出てきますが。そうしてもらわないと、町のほうは困るという立場で、県はどういうふうにそこのところを考えておるんか、どういう方向を示そうとしているというふうに岩美町でつかんでいるのかということを聞いとる」と呼ぶ) それにつきましては、実は今現在も1歳児につきましては、最低基準では6人に1人の保育士という基準でなっておりますけれども、現在、実際には4.5人に1人という形で運用をさせていただいております。これは県のほうの補助を受けましてこういう緩和措置をさせていただいているものでございまして、今後その最低基準等が緩和されるような場合には、そういう部分も含めて県のほうと町村とでこの1年間で協議をさせていただくということで、そういう予定になっておるところでございます。そういう部分で、町の主張としてはやはり緩和していただく場合にはそれなりの財源的な裏づけもお願いしたいというふうに、協議の中で申し述べていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(津村忠彦君) 環境水道課長。 ◎環境水道課長(杉村宏君) 田中議員さんから岩美町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の改正につきまして御質問をいただきました。義務規定の最後の号につきましての削除の理由並びに残すことは可能ではないかというような御趣旨だったという認識をしております。 削除理由につきましては、法律において義務規定が緩和されたことによるという御説明をしてきたところでございますけれども、そういったことで本条例からも同様に削除しようということでございます。 残すことについては可能ではございますけれども、この策定をする場合に、掲載すべき事項と考えることにつきましては、当然に盛り込んでいきたいというふうに考えておりますけども、ここの義務規定というところまでは条例の上で明示をしておくということまでは考えておらんということから、削除しようというものでございます。 ○議長(津村忠彦君) しばらく休憩いたします。            午前10時28分 休憩            午前10時33分 再開 ○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。 答弁を求めます。 環境水道課長。 ◎環境水道課長(杉村宏君) 貴重な時間を浪費いたしまして、まことに申しわけございません。 義務規定としましては、ここから削除はさせていただければというふうに考えておりますけれども、今後の策定時に掲載すべき事項としましては、義務には入れないけれども当然に入れるべきことにつきましては盛り込みたいというふうに考えております。そういったことで計画をつくっていくと、そのように考えております。よろしくお願いします。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) ちょっとよく意味がわからんのだけど。 何でも、先ほど課長の答弁を聞いてると、私が聞いたのは法律は、要するに意味があって定めとったんだろうと。それが法律から消えたとしても岩美町は残したらいいのじゃないかというのが私の質問の趣旨なんです。どうも聞いてると、5号までは限定的なもので、それに当たらないものが生じたときは困るからその他でつけたんだろうなと思うんですけど、実際に運用してみたらその他に当たるものはなかったんで、法律からも削除するんだという、どうも意味のように聞こえたんですけどね。 それならそれでそれはええんですけれど、最後の今の2回目の答弁のところで、義務規定義務規定と言いますけど、6号は別にその他がなければ義務規定の意味がないわけだから、書いとったって、別にこだわる必要ないんですよ、ここに並べて書くことについて。ただ、先ほど答弁にあったように、岩美町の中で実際にはこの間、必要性が実はなかったと、そしてこれからの廃棄物処理のことを見込めば、今後も必要性はないというふうになれば、だから置かないという説明もあり得るわけです。私が課長にかわって説明する必要はないのだけれど、私が質問した趣旨からすると、恐らくそうなんだろうなと思うんですが、だから残しておいても別にその他で書くことがなければ、ないことを書く必要はないわけですから、義務だから云々という、思う必要はないんですよ。 だから、本当にもう必要ないんだということならば、別に条例として引き続き残すことはできるんだけれど、落とすというふうに判断されてもええんですよ。そこ町長、どう思われるか。 それと、その保育所のほうですけど、これ私の質問した意味、趣旨で、これはこれから1年間の対県との関係が大事になるということを私思ってるもんですから質問したんですけど、そこのところは町長に答えてもらえますか、もう一度、細かいことはいいですけど。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) 最初に保育所のほうですけれども、基準が緩和ということで進められておる背景があります。その緩和されたことによって町の負担がふえるというのは、これは見過ごすべき話でありませんので、現行の県、国にかわって県という今構図になっておりますけれども、そうした負担区分というのはしっかりと守ってもらわなければ、質が落ちると言わざるを得ませんので、町村会等でしっかり取り組んでいきたいと思います。 それから、一般廃棄物処理計画については、その義務だとかということの項目整理ではなくて、やっぱり現実的に計画に盛り込むものとして位置づけて、条例は整理すべきだというふうに私は思っております。そこら辺のことを実際のこの条例運用に当たっては、しっかりと注意を払いながら取り組みたいと思いますので、本件についてはこれで御了解をいただきたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) ほかに質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第6、議案第25号 職員の給与に関する条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 職員組合との話し合いについて、報告お願いできますか。 ○議長(津村忠彦君) 総務課長。 ◎総務課長(岡田康男君) 職員組合との話し合いの状況についてお尋ねをいただきました。 岩美町のほうは昨年9月に人事院勧告が出たわけでございますが、11月の下旬から職員組合と相談といいますか、協議申し上げておりました。それで、実質的には岩美町がずっと従前からとっております流れといたしましては、人事院勧告に準じて、それから町の財政状況を見る中で対応していくということで話し合いを続けまして、年内に、いわば12月初旬でございましょうか、そのあたりに、じゃあこの給与については人事院勧告を準用して、その実施時期は来年4月1日ということで合意をいたしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) 9番、よろしいですか。よろしいですか。            (9番田中克美君「はい」と呼ぶ) ほかに質疑ありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第7、議案第26号 岩美町防災会議条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 2点、3条のこの10号、町長が防災に関し必要と認める機関の職員または民間団体に属する者のうちから町長が任命する者というのがありまして、この防災に関し必要と認める、この機関の職員というはどういう者を想定しているのか。実際にここで対応されるのは民間団体のほうだけのように思うんですけれど、この想定されてる機関というのはどういうことなのかということが一つ。 それから、この防災会議の委員、高齢者施設とそれから岩美病院と、それからこれから組織される予定の何年か後には100名を超える地域防災活動協力員というのができますよね。恐らくそれだけの人数になれば何らかの組織化があるのではないかとも思うんですけれど、この3つのところはどう考えていますか、防災会議の委員として。特にとりあえずのとこでは、高齢者施設と岩美病院をどうするんかというふうに思いますけど、そこはどうですか。 ○議長(津村忠彦君) 総務課長。 ◎総務課長(岡田康男君) 10号の条例案といたしております10号委員のところでの御質疑をいただきました。 10号といたしましては、町長が防災に関し必要と認める機関の職員または民間団体に属する者のうちから町長が任命する者ということで規定をいたすわけでございますが、現在考えておりますそのところの機関の職員というのには、今のところ当てはまる職員というのはちょっと想定はいたしておりません。 結局は民間団体等ということでの代表者の方をここでお願いしようかという考えでございまして、その例といたしましては、自治会長会からの代表でありますとか、連合婦人会からの代表、さらには障がい者団体からの代表といったようなことを考えております。 それから、岩美病院それから高齢者施設といったようなところについては、現在のところ直接的にここの委員に就任をいただくということは想定いたしておりません。 県の職員さん等も入っていただきますし、そういった部分でのいわゆる貴重な御意見等もいただけるものと思いますし、それからあと7号委員の中には日本赤十字社の関係する方も就任いただこうかというような想定もいたしております。 それから、同じく7号委員には町の社会福祉協議会といったようなところもお願いしようかというような考えを持っておるところですので、直接的に岩美病院、それから高齢者施設というものは今のところ想定はいたしておりません。 以上でございます。            (「地域防災活動協力員は」と呼ぶ者あり) ○議長(津村忠彦君) 続けてください。 ◎総務課長(岡田康男君) 防災の協力員につきましては、今後各集落にお願いするわけでございまして、そういった一通りの形ができました折には検討いたしたいと思いますが、この組織に現時点で加わっていただくということは今のところ考えておりません。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 私、気になるのは岩美病院なんですけど、これは日赤とかそういう社協とか県とかというのが加わってるということとは全く別だと思うんです。例えば、ちっちゃな高齢者施設等々を対象にして指定するというのは、それは困難だとは思うんで、ただ病院の場合は入院の患者もありますし、外来の患者もあるわけです、1日何百人という。そういう人が大きく動く、あるいはたくさんの人を抱えてる施設が、しかも町立病院ですから、これがほかの人がおるからいいということでええのかなと、一番関心が僕が高いのは岩美病院です。これは今後ちょっとよく考えてもらいたいというふうに思います。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) 福祉施設、病院もそうですけれども、まず第一にそれぞれの施設で災害時の基本的なあり方、入院しておられる方、入所しておられる方の安全確保ということを中心にしっかりと取り組んでもらうように、町としては要請を改めてしておきたいと思います。 それから、防災会議については、これは未来永劫このままということではございません。都度都度、こういった方に入っていただく必要があるんではないかというようなことも当然生じると思いますし、今御指摘の点についても、当然よく検討させていただきながら、担当常任委員会のほうにもしっかり相談をして、年次ごとにでも体制見直しということも必要な事柄だというふうに私は思っておりますので、どんどん検討していきたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第8、議案第27号 岩美町暴力団排除条例の設定についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第9、議案第28号 岩美町過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の設定についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) この特別措置法を活用していこうということでよくわかりますが、これ結構投資が2,700万円を超えるとなってましたよね。現実にその対象になる事業所は幾つありますかね。 ○議長(津村忠彦君) 税務課長。 ◎税務課長(山口浩司君) ただいま田中議員さんのほうから、要件の中の規模ということで2,700万円を超えるというような大きな額であるけれども、対象となる企業があるのかというような御質問であったというふうに思います。 担当課のほうでこの22年、23年にそういう該当があったのかということも確認をいたしておるところでございますけども、やはりなかなか、なかなかといいますか、実際には該当はなかったというふうに、対象となるものは、案件はなかったということでございますし、これについても今後はこういう制度を御利用いただいて、企業の誘致とか、町内企業の活性化に努めていければというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) 9番よろしいですか。 ほかに質疑ありませんか。 10番船木議員。 ◆10番(船木祥一君) 自己の所有地にそういう工場とか、そういうものを建てた場合にも、その土地についても減免はできるんですか、してもらえるんですか。 ○議長(津村忠彦君) 税務課長。 ◎税務課長(山口浩司君) 自己の所有地に関して、この場合も該当になるかということでございますけど、この制度につきましては、新しく取得をした場合というふうになっておりますので、自己の所有地につきましては該当にならないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(津村忠彦君) 10番船木議員。 ◆10番(船木祥一君) 先ほど町内企業の育成云々というふうな意味のことも言われたと思うけど、それじゃあ全く企業誘致ぐらいしか対象にならんちゅうことにとれるんだけど、もっと町内企業の育成みたいなことも考慮に入れて、そういうお考えはなりませんかね。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) 町内の企業育成、雇用の場の確保っちゅうことは非常に大事なことであります。この過疎地域における政策というのは、交付税で減免した額を補てんを受ける仕組みということの中で、この基準はやはりこのままにさせていただかなくてはならんというふうに考えております。 若干その趣旨がそのものずばりではないんですけれども、商工の振興策として新規創業の支援であるとか、単町ですけれども、そうした制度も持っておりますし、それから県の制度に乗れる創業を新たに開始されるというような部分もしっかりとフォローしていきたいというふうに考えておりますので、税サイドとしてはこれは過疎地域のいわゆるかつては低工業開発地域促進法という法律にかわるものということで位置づけて、一定の基準以上の設備投資に対しての税の軽減施策ということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) ほかにありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第10、議案第29号 固定資産税の納期の特例に関する条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第11、議案第30号 岩美町立緑地休養施設の設置及び管理に関する条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第12、議案第31号 岩美町特別医療費助成条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第13、議案第32号 岩美町保育所の設置等に関する条例及び岩美町立子育て支援センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第14、議案第33号 岩美町介護保険条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第15、議案第34号 岩美町道路線の認定についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第16、議案第35号 岩美町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 以上で本16件に対する質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま質疑を終結した本16件につきましては、会議規則第39条第1項の規定に基づき、お手元に配付の付託表のとおり所管の委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 御異議なしと認めます。したがって、本16件については、それぞれの常任委員会に付託することに決しました。 しばらく休憩いたします。            午前10時58分 休憩            午前11時10分 再開 ○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第17 議案第36号 平成24年度岩美町一般会計予算(質疑) △日程第18 議案第37号 平成24年度岩美町住宅新築資金等貸付特別会計予算(質疑) △日程第19 議案第38号 平成24年度岩美町代替バス運送事業特別会計予算(質疑) △日程第20 議案第39号 平成24年度岩美町後期高齢者医療特別会計予算(質疑) △日程第21 議案第40号 平成24年度岩美町国民健康保険特別会計予算(質疑) △日程第22 議案第41号 平成24年度岩美町集落排水処理事業特別会計予算(質疑) △日程第23 議案第42号 平成24年度岩美町公共下水道事業特別会計予算(質疑) △日程第24 議案第43号 平成24年度岩美町介護保険特別会計予算(質疑) △日程第25 議案第44号 平成24年度岩美町訪問看護ステーション特別会計予算(質疑) △日程第26 議案第45号 平成24年度岩美町水道事業会計予算(質疑) △日程第27 議案第46号 平成24年度岩美町病院事業会計予算(質疑) ○議長(津村忠彦君) 続いて、日程第17、議案第36号 平成24年度岩美町一般会計予算の件から日程第27、議案第46号 平成24年度岩美町病院事業会計予算の件まで11件を一括して議題とします。 本11件につきましては、それぞれ説明が終わっておりますので、これより質疑に入ります。 日程第17、議案第36号 平成24年度岩美町一般会計予算の件の質疑に入ります。 まず、第1条の歳出中、1款議会費から3款民生費までの質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。            (9番田中克美君「3番のほうが早かったように思ったけど、3番が早かった」と呼ぶ) 9番と言いましたから9番田中議員。 ページ数を。 ◆9番(田中克美君) 民生費の社会福祉費の5目同和対策費の……、55ページです。 私、これ団体補助金からもうはっきり事業に対する補助に切りかえるべきだと思ってるんですが、そういう立場でちょっと質疑しますけれど、総務教育常任委員会に配付された資料を見ると、この補助金が部落差別を初めとするあらゆる差別を早期に解消し、人権を大切にするまちづくりに取り組んでいる団体の活動を助成するため、補助金を交付するものですとなってるんです。今現在、岩美町に、あらゆるというのはさまざまな差別だという意味にとっていいと思うんですけど、そういう差別解消や人権を大切にするまちづくりに取り組んでいる団体というのが幾つあるんかわかりませんけれど、この規定そのものが該当するかしないかというのを、町のほうがどういうふうに考えているかわかりませんが、この予算の対象になってる部落解放同盟恩志支部以外のこういうさまざまな差別解消や人権を大切にするまちづくりに取り組む団体にも補助をするのかということを一つ聞きたいのと。 それから、従来一定額を解放同盟岩美町協議会に補助してましたけれど、榎本町長になってある時期から、従来の、ちょっと言葉は悪いかもしれませんけれど、つかみ金的な補助金から対象事業を精査するという、精査して補助するということにしたというのは、私は大きな変化、前進だというふうに思ってるんですけれど、さらにそれを踏み込んで、団体に対する補助金から事業に対する、ほかの団体の場合は恐らく事業に対する補助ですね、こういう事業をやりますから、こういう趣旨でこれだけのものを補助します、これだけの割合で補助します、あるいはというのがあって、それで補助申請してするということが通例だと思うんですけれど、したがって、今町が向かってる、実際に運用してるやり方をはっきりともう事業に対する補助金というふうに切りかえるべきだというふうに思いますけれど、この以上の2点をお答えください。 ○議長(津村忠彦君) 総務課長。 ◎総務課長(岡田康男君) まず1点目の、いわゆるこの55ページの団体、つまり部落解放同盟恩志支部のそれ以外に他のこういった補助金を受けてる団体はあるかというお尋ねをいただきました。            (9番田中克美君「ほかの団体にも」と呼ぶ) ○議長(津村忠彦君) ちょっと、もう一度。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) この説明では、部落差別を初めとするあらゆる差別を早期に解消し人権を大切にするまちづくりに取り組んでいる団体の活動を助成するため、団体の補助金を交付するということなんですけれど、それに該当すると、部落解放同盟恩志支部は。したがって補助金を出す、交付するということになるわけですけれど、それと、この差別解消や人権を大切にするまちづくりに取り組む団体があれば、この恩志支部以外の団体であっても団体補助金を出すんかって聞いた。 ○議長(津村忠彦君) 続けてください。 ◆9番(田中克美君) そういうふうに発展させようと思うと、要するに団体補助金じゃなくて事業補助金、事業に対する補助金にしたほうがすっきりしますよという趣旨が2つ目の質問に含まれてるわけですよ、わかっとるでしょう。 県にはあるんです。要するに、私が関係している事務局長をやってる団体でそういう人権問題の取り組みをして、県に補助金申請をして補助金もらってその事業をやりました、去年。そういう事業に対する補助金ということのほうがすっきりするわけです。よくここで、きのうも盛んに飛び出しましたけど、公平性ということからいうと、実に公平なわけです、そのほうが、と思います。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) そうした形でよく審査をする中で対象団体ができて、あらゆる差別の解消に向けて、人権問題に取り組むという団体があれば、またそれは我々としてもよく考えながら対応はさせていただきたいと思います。 おっしゃる趣旨はよくわかります。しかし、事業をとらえての補助金というのは、毎年同じことの繰り返しの補助金ちゅうことではなくて、初回であったり、あるいは年限を切ってということにどうしてもならざるを得ません。ここでは解放同盟そのものの組織を存続させたいためにかっていうことにとられると私どももちょっと困りますけれども、そうした活動の事業の継続性を重視しながら補助してきたという経過があるというふうに思っております。 今後はそうした活動費補助金という形も見直しながら、事業をとらえての補助をしていくというような手法も今後の選択肢としてはあるんだろうなというふうに思います。もろもろの施策とともに対象部落の方々とも相談をしながら、そしてまた議会にも相談をしながら、これ対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) とられては困ると言われましたが、要するにそこがあるから困ろうと困るまいと事実なんです。結局そこから出発するからいろんな理屈を考えて補助金を出すための理屈を考えるということになっちゃうわけです。そこに無理があるわけで、無理というのは、要するに全部の団体にそういうふうにすればいいですよ。私ずっと言ってきましたけど、民間、とりわけその運動、みずからの運動に係る運動を行う団体に行政が補助するというのは、要するに抱えるというのはおかしなことなんだということもずっと言ってきましたけれど、そこに一番の矛盾の出発点があるわけです。 だから、それを解消しない限りはというか、そこのところを解決しない限りは、どうしてもほかの団体との公平性ということでいうと出てくるんです。それはもうどううまく考えたって逃れられんのですわ、そこは、矛盾は。ですから、はっきりとそこの、原則ははっきりさせて事業補助金ということにすると。 例えば、今人権問題、人権ということが非常に大事なんで人権確立のために岩美町としてはこういうふうな支援をしますよということで、そこのところに重点を置いてやれば、例えばそこにかかわるその事業に対する、例えば補助率を上げるとか、さまざまなことが考えられるでしょうけれど、いずれにしても大もとの考え方をきちんと整理しないと、言われては困るということがずっと続くんです。それだけを言っておきます。 ○議長(津村忠彦君) いいですか。 3番竹中議員。 ◆3番(竹中一浩君) 37ページ、2款総務費1項5目財産管理費の庁舎等維持管理費の中で、電気料等光熱水費というのが上がっております。38ページのほうに役場庁舎LED照明改修事業費ということで上がっておりまして、既存の蛍光灯の管をLEDのほうにかえていくと。電気料金等々も半分になるというような試算のもとで、そういう説明を以前受けたわけですけれども、23年度のこの電気料金と比べて24年度、約20万円ほど増になっております。理由を教えていただきたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) 総務課長。 ◎総務課長(岡田康男君) 24年度のほうがLEDを入れる中で、要するに23年度も高くなってるじゃないかという御趣旨だろうと思います。 それで、LEDにつきましては、年間の電気料金としては約半分程度といいますか、LEDを入れることによって従前、現在の蛍光灯で見た場合、年間の電気料としては約150万円程度を見ております。それで、LEDをすべて入れることによって約半分ぐらいになるだろうと、88万円ぐらいになるだろうという全体計算をいたしておるところでございますけれども、24年度から3年間をかけてLEDに取りかえていくという計画でございます。 そういった中で、この光熱水費、電気料金等の部分につきましては、このLEDのまだ効果といいますか、削減できるという部分についてのいわゆる影響額というのはまだこの予算の中にはちょっと反映し切れておりません。したがって、従前の予算、それから電気料金の値上げ等といったような社会的背景を加味した額で予算見積もりをいたしたということでございます。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) しばらく休憩いたします。            午前11時27分 休憩            午前11時29分 再開 ○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。 答弁を求めます。 総務課長。 ◎総務課長(岡田康男君) 再度御答弁させていただきたいと思います。 まず、ことしの当初予算につきましては580万円をお願いしたところでございまして、それで、この23年度の決算見込みといたしましては590万円を見込んでおります。それで、今回600万円ということでお願いしたところでございまして、先ほども申し上げましたけれども、LEDに係る影響といいますか、効果というのはまだこの時点では反映していないというところでございます。
    ○議長(津村忠彦君) 3番竹中議員。 ◆3番(竹中一浩君) わかりました。 もう一個は、このLEDの寿命というものを既存の蛍光灯に比べてどれぐらい長もちをするというふうに考えて導入をされようとしておるのか、そこもお聞かせください。 ○議長(津村忠彦君) 総務課長。 ◎総務課長(岡田康男君) LED管の寿命についてのお尋ねをいただきました。総務課のほうがこのメーカー等からいただいている情報では、設置から約10年間ということで、交換の必要はないということをお聞きしとるところでございます。そういう設定でおります。 ○議長(津村忠彦君) 3番いいですか。            (3番竹中一浩君「はい」と呼ぶ) ほかにございませんか。 4番日出嶋議員。 ◆4番(日出嶋香代子君) 2款1項、同じく総務費、38ページです。 大谷地区、国有の土地を購入をされております、1,150万円です。これを駐車場にするということでしたけれど、あそこの土地をどうしても駐車場として購入をしなければならないということに私はすごい矛盾を感じるんですけれど、どういうお考えであそこを駐車場として購入されようとしたのかということをお聞きしたいと思います。 それと、あと民生費、聞いてもいいですか、ちょっと、はいはい、じゃあ1点、お願いします。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) このことについては、既に何回もお話を申し上げてきたところでありますけれども、海上保安所の職員官舎が建っておった土地が長年財務省のほうの所管にかえられて、管理がなされてきております。町のほうにまず優先的に引き取ってほしいという声かけがありました。そうでなければ一般的な競争入札の形をとって国有財産の処理をするということでありました。 いろいろ地元の方々ともお話をさせていただく中で、ジオパークについて遊覧船乗り場はあるんだけれども駐車場も手狭な状況もあるし、あるいは西小の小学校のイベント等の駐車場としても、町が求めていく方向でこれまで相談を申し上げてきたところでありまして、観光宣伝の場所としても想定をしたり、駐車場、観光客の方々あるいは西小の関係者の駐車場というような形で当面は町が希望をさせていただきたいということで、予算を計上しておるものでございます。 本当に買えるかどうかもまだわからんところは一部あるんですけれども、そうした形で町がとりあえず当面管理をする土地に加えておくと。民間がいろんな思惑の中でいろんな施設利用等の面も考慮して、町が確保をしてきちんとおきたいと思っておるところであります。 ○議長(津村忠彦君) 4番よろしいですか。何かありますか、よろしい。            (4番日出嶋香代子君「はい」と呼ぶ) ほかにございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) ないようであります。 1款議会費から3款民生費までの質疑を終わります。 次に、4款衛生費から6款商工費までの質疑に入ります。 質疑はありませんか。 1番澤議員。 ◆1番(澤治樹君) まず、61ページ、4款3目、これの一番下の水洗便所等改造資金貸付金、これは23年度が全く利用がなくて、全額減額補正がされております。それでなおかつ今年度増額されて計上されておるわけですが、この増額されて計上されたのをどのように前年度の二の舞にならないようにきちんと事業をやられるのか、お尋ねします。 ○議長(津村忠彦君) 環境水道課長。 ◎環境水道課長(杉村宏君) 澤議員さんから水洗便所等改造資金制度融資事業につきまして御質問をいただきました。 23年度におきましては、残念ながら新規の貸し付けはございませんでしたけれども、24年度におきまして新規貸し付け1件分の御希望があった場合に貸付金の対応をしたいという気持ちで計上させていただいております。 額としましては58万2,000円ということでございまして、12月に貸し付けをさせていただくということで、金額の設定をさせていただいているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(津村忠彦君) 答弁者よろしいですか。            (町長榎本武利君「議長、ちょっと補足という意味で」と呼ぶ) はい、補足。 町長。 ◎町長(榎本武利君) 水洗便所に改修をして下水道に接続するという形になるわけであります。その接続の推進はしっかりやらせていただきたいと思っておりますし、これまで以上に。その上で借り入れの希望者があった場合にはもう対応できんという状況が想定されますので、1件接続するためにトイレを改修するのに八十数万何がしかかるという想定のもとに、1件分だけを俗に科目存置的に準備をしておるということであります。昨年なかったのは、民間の資金も今非常に金利が安くなっとるというようなことも影響しておると思いますし、さらに住宅の改修助成ということも去年から非常に浸透してまいりました。それとあわせて、こうした資金も使えるはずでありますので、補正でまた増額をしていただくようにできるように、担当課のほう、督励したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(津村忠彦君) 1番よろしいですか。            (1番澤 治樹君「はい」と呼ぶ) ほかにございませんか。 10番船木議員。 ◆10番(船木祥一君) 74ページの観光費の中で、山陰海岸ジオパーク説明看板等整備事業費というのが30万円計上されておるんですが、私はジオパークのPRということからいって、もっと大きな予算で、例えば岩美町に入ってくる国道9号線に2カ所、それから178号線、それらにでっかい山陰海岸ジオパークの町ですっという、そういうPRの仕方をしたほうが知名度も上がるし認知度も上がるしと思うんですが、その辺のお考えはありませんか。 ○議長(津村忠彦君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(川上壽朗君) 観光看板の設置につきまして御質問をいただきました。 大変ありがたい御意見をいただきましたが、今回30万円の予算というのは、これまで推進協議会とともに統一看板をつくるという看板設置がほぼ現在のところ予定箇所は済んだという中で、30万円の予算は今度は観光案内所になっていただける商店やら事業所に設置する予算をお願いしておるもんでございます。 御質問いただきましたように、9号線、178号線、町のシンボルとなるような看板という御意見でございますが、今後また内部でよく検討をさせていただきまして、前向きに取り組みたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) 10番船木議員。 ◆10番(船木祥一君) とにかくちまちましたことをやらずに、どかーんとアドバルーンを上げるようなそういうことをやらんと、県外の人とか目を向けてくれんと思いますよ。その辺よろしく御検討をお願いしたいと思います。 それから、観光費になるのかもわかりませんが、どこに属するんかわかりませんが、2年前にふるさと体験協議会というのを立ち上げましたね。それで、それなりに年々その事業の成果も上がってきておるんだろうと思います。それで、この事業で約2,600名ぐらな人が町内に来られておるし、これは事業として拡大していくことが必要じゃないだろうかと思っておりまして、それで、この事業は観光協会にやってもらっとるということなんですが、どうもこの事業実施について、商工観光課と観光協会とややもすれば不協和音みたいなことも聞こえます。それで、やはり商工観光課が指導、助言なり、いろいろリーダーシップをとって、私はこの事業を拡大してほしいと思っておりまして、この事業にどのぐらいな予算が見込まれておるのか。 また人的な支援といいますか、確保、そういうことについてはどのような考え方でしょうか。 ○議長(津村忠彦君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(川上壽朗君) ふるさと体験協議会について御質問いただきました。 ふるさと体験協議会は、平成21年3月に設立をいたしました。その中で、構成団体は町の観光協会やら鳥取いなば農業協同組合、農業振興公社、鳥取県漁協の網代港支所や田後漁業協同組合、町の商工会、町のあらゆる団体が今構成員になって、この組織を運営しておるところでございます。その中で、事務局体制というのは、観光協会の協会長さんがふるさと体験協議会の会長さんになられて、事務局長を観光協会の事務局長が併任しとるという組織でございます。 そこの中で、町のかかわりといたしましては、事務局の中に商工観光課長が事務局次長ということと、町の担当職員も事務局員という構成の中で事業を進めておるところでございます。もともとこのふるさと体験というのは、平成21年度のふるさと雇用という国の補助金から始まっております。それと、将来的には農山漁村の交流プロジェクト、これに取り組んでいくんだという大きな目標の中で、この協議会を進めてきたところでございます。町のほうは、この国の緊急雇用、ふるさと雇用の補助金を使いまして21年度から23年度まで、21年度は賃金部分でございますが、22年度中途から変更いたしまして、賃金と事務費合わせて408万8,023円という事業費を町から観光協会のほうに委託しておると。それで平成23年度につきましては、賃金部分と事業費で460万円の予算措置をさせて、本日に至っとるという経過でございます。 国の緊急雇用が重点分野と、県が持っとる枠以外の分の中では、このふるさと体験協議会に今まで委託しとる緊急雇用の予算が23年度でなくなるということでございます。その中で、観光協会にはまた別立ての緊急雇用の予算、観光案内と観光商品開発という委託事業をお願いする予定でございます。その中で、このふるさと体験事業も観光協会の一つの事業として我々は取り組んでいきたいなというふうに考えておりますし、当然観光協会だけの問題でなしに、このふるさと体験というのは、町のいろんな団体さんが受け入れ母体となっております。やはり、これまでもふるさと体験をすることによって、それぞれ地域の団体が育ってきとるという経過がございます。我々も、やはりこういう仕組みをなくすわけにはまいりませんので、御質問にございましたように、町のほうがリーダーシップをとって、このふるさと体験、岩美町は海での体験やら、いろんな体験ができる町だということを観光の売りにしたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 個々のそれぞれのリーダーシップやら予算は、人的な支援というのを今トータル的に御説明させていただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) 10番船木議員。 ◆10番(船木祥一君) 23年度より後退するようなことがないように、ひとつしっかりとお願いしたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) ほかにございませんか。 3番竹中議員。 ◆3番(竹中一浩君) 73ページ、6款商工費、1項1目商工総務費の緊急雇用創出事業費の中で、山陰海岸ジオパーク推進員配置事業397万5,000円、説明ではジオガイドやイベント等のというようなことの説明でしたけれども、もう少し詳細な説明をお願いしたいと思います。 74ページ、同じく商工費の3目観光費、観光誘致宣伝事業費でとっとりコンベンションビューロー補助金等々でその企業やコンベンション、合宿等の100泊以上の宿泊をされる方に補助をしていく事業だということで五十数万円とあるわけですけれども、52万5,000円で上がってますが、その観光誘致宣伝事業のもう少し全体の説明、あとその中の内訳、その中に占めるこのコンベンションビューロー補助金の位置づけをどういうふうに考えておられるのかというのをお伺いしたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(川上壽朗君) ジオパークの推進員配置事業につきましてお尋ねをいただきました。 これも国の緊急雇用の助成金を受けて、町のほうで職員さんを募集し採用して、町の商工観光課の中でジオパークに関する事務の補助を行っていただく職員さんでございます。御案内のとおり、ジオパーク事業というのは多方面にわたります。例えば自然歩道のほうに出て点検やら、イベントがあるたんびにイベントのサポート、町でリーフレットをつくるときのリーフレットの取材のサポート、こういうのを主にやっていただいて、ジオパークの推進を図っておるというものでございます。 もう一点、誘致宣伝の中のコンベンションビューローについてお尋ねをいただきました。 まず、このコンベンションビューローというのは、財団法人とっとりコンベンションビューローという名前の組織でございまして、鳥取県やら県内の市町村、その他企業、団体の支援によって設立された組織でございます。主にここの活動は、鳥取県で会議や大会を誘致して、鳥取県の交流人口をふやして経済活動を上げていこうという大きな目的を持っております。この中で岩美町は、スポーツクラブの合宿、大会の誘致、これを行って、外からのお客さんをふやしていくんだというもとに、今回の補助金をお願いしておるところでございます。やはり、この大学の合宿とか、いろんなスポーツ大会、地域間競争は激しいものがございます。一つでも有利な条件で鳥取県、岩美町にお越しいただきたいということで、24年度から新たにこの事業をお願いさせていただいとるというものでございます。 それで、誘致宣伝事業の中身についてもお尋ねでございました。 この誘致宣伝事業にはガイドブック作製や観光ポスター、あとは観光協会への観光媒体者取材支援ということで観光協会の委託事業95万円、観光キャラバン隊の派遣事業、これも観光協会に委託ということで36万円、このように主な事業を組んでおりますが、この中でやはり観光協会に観光キャラバン隊やら観光PR媒体者取材支援、外に向けて情報発信をやるという中で、岩美町の認知度を外のほうで高めていただいた中で、岩美町に来ていただきやすい支援ということで、コンベンションビューローの支援もさせていただいとるということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(津村忠彦君) 3番竹中議員。 ◆3番(竹中一浩君) 74ページのほうの観光誘致のほうはわかりました。 73ページのジオパークの推進員さんということで、遊歩道やの点検等々もしていくということの説明でありましたけれども、それの2行下、観光施設等保全活動事業ということで、これも緊急雇用で人を雇われて、私の説明の聞き間違いでしたら大変申しわけないんですけれども、この方も遊歩道等々を点検したり、そういう遊歩道沿いにあるトイレ等々の管理をしていくということだったと私は理解しておるんですけれども、この両名の連携ということであったりだとか、雇用期間が当初の説明だと半年ということだったわけですけれども、そういう時期的なことも含めた連携という部分で御説明いただきたいと思います。 ○議長(津村忠彦君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(川上壽朗君) 緊急雇用は、基本的に半年で更新ということで最長1年雇用できるという中で、それぞれのジオパークの推進員さん、観光施設等の保全活動の職員さん、この方も1年間を通して雇用するという予定でおります。 施設保全の職員さんは、主なベースがトイレの清掃と草刈りになろうかと思います。それと、先ほどジオパークの推進員さんも歩道の点検というのもあります。それがメーンではございませんが、この3月もうちの自然保護の担当とジオパーク推進員さんが歩道の点検に行ったという事実もございますので、そういう説明になりましたが、そのあたりは事前に点検をした中で、今度は清掃員さんのほうに、そこの部分の木の伐採とか除草とかをお願いするというような仕組みを考えております。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 74ページの商工費の3目観光費の中の浦富海岸ライブカメラ整備事業費、2分の1の県補助ということで、これ常任委員会に出された資料では、場所が荒砂神社付近のしおさい広場と、これは変更になることですかいな。決まっとるんですかいな。 よく考えるってことですよね。私もそのほうがいいと思うんです。あそこに設置して、岩美の浦富海岸の四季の変化が果たして感じられるのかいなあと。一年の四季の変化とか、そういう折々の魅力、ほかにない魅力あるいはほかにもあっても、とりわけ浦富海岸ならではみたいなものが出れば一番いいと思うんですけど、一体何を売り込むのかということが定まってないんだろうなと思ったんですよ、このしおさい広場にするというのを見たときに。それが1つと、何を売り込むのかということと。 それから、可能ならば移動ができないのかなと、多分それは無理なんだろうと思うんですけれど。それと、その場所選定との関係でいうと、要するに設置した後の維持管理上の予想される問題というんか、その辺はどういうことがあるのか。 それから、ホームページ上で見れるようにするわけですけれど、ぜひこのアクセスがたやすくできるようにしてほしいと、これは絶対的条件ですわ、と僕は思います。それと、見たときに動きが見えるようなことを工夫してもらわんと、つまらんと思ったらアクセスしませんから、もうね、そういう怖さがありますんで、その辺はちょっとどんなことを考えているんか、聞かせてください。 ○議長(津村忠彦君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(川上壽朗君) ライブカメラの設置位置につきましては、私ども担当課では、初めは城原海岸を映したいという考え方の中で、城原海岸を第一候補に上げました。            (町長榎本武利君「前段はええけえ、前段はええけえ、目的は、場所はまだ決まっとらんし、御意見があっただろう」と呼ぶ) はい。 何を売り込むのかという部分でございますが、きれいな海岸を売り込みたいというのがございます。 移動できないかという部分については、今検討しとるライブカメラは固定式ということでございます。管理上の問題点も飛砂やら雨水もありますんで、定期的な管理が必要だというふうに考えておりますし、ホームページのアクセスも容易になるようにということは心がけておるところでございますが、設置場所につきましては、担当常任委員会のほうに再度御協議する中で、よりよい場所を決めたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 浦富海岸のきれいなのを見てもらうのは当たり前の話で、それが回答だちゅうことは、まだ決まっとらんちゅうことだと思うんですけれど、やっぱり変化を、一年通して流すわけですから、四六時中。だから、本当に変化が見えなかったらアクセスしないですから、次から。そこんところをよう考えて取り組んでほしいと思います。 ○議長(津村忠彦君) この件はまだありますか、質疑が。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) じゃ、ここの分は質疑なしと認めます。 これで4款衛生費から6款商工費までの質疑を終わります。 しばらく休憩いたします。            午後0時2分 休憩            午後1時0分 再開 ○議長(津村忠彦君) 所定の出席がありますので、再開します。 次に、7款土木費から11款予備費までの質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 教育費で2点質問します。 教育費の教育総務費、ページが86ページの進学奨励金給付金と奨学資金貸付基金繰出金をあわせてですけど、主に前者のことで、この奨学金にしても進学奨励金にしても、経済的な理由で進学の機会というか、教育の機会が奪われないように手当てをするというもんだと思いますけれど、町の奨学金は返還をしなければならない貸与制ですよね。進学奨励金は、返還が必要のない給付制だと。これは教育長に尋ねますけど、ともに経済的に困ってる人たちに手を差し伸べるものとすると公平性を欠くのではないかと、昨日、公平性ということを言われましたんで、ちょっとそのことが残ってまして、公平性という観点からひとつ尋ねたいんです。 しかも、子供の教育にかかわることですから、その制度の中にダブルスタンダードがあるというのは教育上極めてよろしくないと、へ理屈みたいな言い方ですけど。実は、平成14年のときに、これは法がなくなったときからですけど、進学奨励金の中に所得要件を導入したわけです。要するに、所得要件を導入したということは、一般の奨学金とは別立ての進学奨励金給付金というものを別立てにして設ける必要性が失われたということを、その所得要件導入ということ自体が証明してるというか、そういう認識、自覚してるかどうかは別にして、事実認識があるがゆえに所得要件を導入したんだというふうに私は思うんですけれど。要するに、必要性が失われた中であえて2つの奨学金を設けるということは公平性を欠くというふうに思いますけれど、教育長どう思われますかね。 私が最終的に言いたいのは、一本化したほうがいいということを言いたいわけですけれど、それは次に置いて。 それからもう一つは、小学校費の2目で教育振興費で小学校少人数学級編制費にかかわってですけど、これ常任委員会に示された資料を見ると、35人学級編制というのが県がやることになって、岩美町もそれを活用してやるわけですけれど、35人学級編制で4年生、5年生、6年生、岩美町の3小学校で、これによって北小の6年生が2クラスになるのと、それから西小の4年生が2クラスになる、2つあれですね、2小学校2学年が少人数学級になる。したがって、35人編制している北小のみ6年生は23人、23人の学級になるし、西小の4年生は22人と22人の学級になるということですけれど、あと30人学級にしたらどうかということで仮にちょっと見ると、北小の5年生が35人ですから、これ2クラスになるんです、それから西小の5年生と6年生が33人と35人ですから、これ2クラスになる。それから、南小の4年生が31人ですからこれも2クラスになる、4学級ふえるんですね、これ多分あと県の協力金ということで、県に対する協力金ということでいうと1,600万円ふえるのかなと思うんですけれど。 それで思ったのは、30人学級が3年生までですから、それと、35人学級編制になっても現在2クラスの学年が4年生になったら1クラスになってしまうという学年が、3小学校それぞれ1ずつあるんです。北小の1年生と西小の2年生と南小の2年生、今度の新学年です。この学年は35人学級編制でも4年生になったら2クラスが1クラスになってしまうということで、これは既に今まであるケースなんですけど、当然ですけれど。今ある現状の、これまでの中で2クラスが1クラスになることによる、いろんな教育上の苦労というか、問題というか、そういうことが恐らくあるんだろうなあと、3年間きていて、それが突然1クラスになっちゃうわけですから。 そういうことを考えたら、むしろ35人という県のあれじゃなくて、もうあと1,600万円、今の時点のことを言うと、あと1,600万円出せば30人学級に全部なるのになというふうに思うわけです。その辺のことは、恐らく子供たちの人数が先々減っていく。ちょっと事前に次長に聞いたら、施設の、要するに教室数の問題も、物理的な問題としてあるということなんでね。しかし、今の現状では何年か先には、それでも30人学級全部しても何とか教室数が間に合うときが来るんではないと思うんですけど。そういうのを見越すと、ことしのことはともかくとして、近い将来に具体的に30人学級、要するに小学校の高学年も全部30人学級にするという見通しが、もちろん金が要る話ですけれど、立ってくるんじゃないかと、その辺のことをどう考えてるんかちゅうのを聞きたいということです。 以上です。 ○議長(津村忠彦君) 教育長。 ◎教育長(寺西健一君) 田中議員さんのほうから御質問2点いただきました。 まず、1点目の奨学金に関する件でございます。 ダブルスタンダードといいますか、2つの仕組みがあることは公平性を欠くんではないかというようなことについての御質問でございました。基本的に、給付金の奨学金については、同和地区の生徒に対して給付を行ってきております。御指摘のとおり、法が平成14年度に失効した段階のときに、県の奨学金の所得要件を定めたということを引き継いでおります。それらの所得要件のことについて、来年度から県の所得要件の2分の1、さらに厳しく給付の条件を絞らさせていただこうと考えておるところでございます。 公平性を欠くのではないかという御質問に対してでございますけども、私は奨学金のことについて、給付制度のことについては同和対策事業の中で行われてきておりました。その同和対策事業というのは、御指摘のとおり、法的にはなくなっているわけでございますけども、ハード面のことについては一定の成果を得ながら一般法の中でやってきているわけですが、ソフト面といいますか、教育の力で部落差別をなくしていこうという思いで始まった、この制度というのに対しては、ハード面のことについては一般法で対応ができるわけでございますけども、ソフト面のことについてはもう少し、やはり必要なことではあるというふうに認識をしております。公平性を欠くというふうにおっしゃいましたけれども、私は条件というのを今後も考えながら、公平性を現在の段階では欠いてはいないんではないかというふうに考えております。 よって、この制度というのは来年度も予算要求をさせていただいておるということであります。ただ、御説明したとおり、条件については、さらに県の所得要件を2分の1にさせていただきながら適用させていただきたいと思っております。 それから、30人学級制度の2つ目の御質問でございます。 御指摘のとおり、学校のその学年の子供たちのところが35人学級でございますので、30人学級にはなっておらんわけですけども、1,600万円という御指摘だったですけど、4学級分でございますので、県の協力金を求めようと思ったら500万円必要でございますので2,000万円かかるというふうに……            (9番田中克美君「400万円の予算組まれとったら1,600万円の上乗せするということだ」と呼ぶ) ああ、上乗せ、失礼しました、そのおとりでございます。そういうふうに思います。 苦労はあるのかということでございますけれども、そのとおりでございまして、3年生から4年生になるときに1学級になるわけですから、それらのことを見越しながら教育活動は当然行わさせていただいています。 現在持っている考え方の中ですけれども、9次総合計画の中では30人学級を目指したいというふうに意見として持っております。30人学級制度というのを岩美町としてはしていきたいという考え方を持っておりますので、現段階でのハード面のクリアができるだろうというときに対しては、改めてまた議会等に対しても予算要求をさせていただこうというふうに考えておるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 少人数学級のことについては、30人学級というのは30人にするためにというところに、私は運用上では主眼があるんじゃないと実は思ってるんです。というのは、30人学級にすることによって、例えば31人だったら15人と16人のクラスになるわけです。そこに私はその意味が、大きな意味があると思うんですよ。少なければ少ないほどいいということを言うつもりはありませんけれど、丁寧にしかも小学校なんか特に丁寧に教えるということになれば15人とか、せいぜい20人ぐらいじゃないかなと思うんです。そういうところに、私は30人学級の仕組みを活用するうまみがあると思ってるんで、35人というのは40人よりはもちろん進むんですけれど、教育長言われるように、総合計画の趣旨をできるだけ早く実行できるように、ある場合には英断を期待したいと思います。 最初の奨学金のことですけれど、さっき指摘しましたけど、所得要件を入れなければならないということは、これは何も給付する金額を減らすために、トータルとして減らすために町の財政上の問題として出してる話じゃないと思うんですよ、それは。基本的な考え方はそこじゃなくて、もともと、この奨学金は要する旧被差別部落だからということで差別される。そのことによって生じる経済的な困難というものから子供たちの教育の機会を奪わないようにということで始められたもんだと思うんです。差別なんか残ってるからとか、そういうことじゃなくて。差別が残っとるとかということで、まだまだ続けなきゃならんということが理由だったら、所得要件なんか入れるのがおかしいんです、本来、筋論からいうと。 だけど、既に所得要件入れなきゃならんということは、要するにもう2つの奨学金にする必要はないと、要する一般の奨学金で、奨学金ですから本当は給付制になるのが一番いいんですよ、と私思うんですよ。今、町は貸与制ですけど、これ給付制になるのが一番いいんですけれど。それは別としても、2つの奨学金を設ける必要はない。要するに、一般の奨学金と別のものを設ける必要性がなくなったり、あるいは薄れてるから法はそれをなくしたわけですよ。そこが平成14年に法が失効した趣旨がそこにあると思いますんで。私はやはり一本化して、300万円からの金額でしたよね、たしか給付金。だから、例えばそれを、これは返さないということを前提にした300万円ですから、実は返すということを前提にすると、実質はもっとふえると思うんです。恐らくこれを一本化すれば、ほとんど倍の、倍になるんかな、要するに今の一般の奨学金よりは、例えば金額を上げてほかのものに、遜色ないものにできるとか、貸与の対象者をふやすことができるようになるとかということに広がると思うんです。だって、これ所得要件を入れるんですから、もと被差別部落の子だからということで、要するに区別されることは一切ないわけです、みんな対象になるわけですから。そして、岩美町の場合だと結構枠の中でかなり弾力、私の経験ではかなり弾力的に、何かここですぱんと線を引いて厳しく選別するなんてこと、実際にはしてないと思うんです。岩美町の子供たちができるだけ進学できるようにということで、かなり弾力的に運営をしてると私は思ってるもんですから。そうなると、本当に何かこれで一本化することによって、旧地区の子供たちが何か不都合を生じるということは、まずないと思うんです。実際的にもそうだと思うんで、実際の運用としてもそういうことになると思うんで、私は一本化したほうがすっきりするというふうに思うんですけれど、これはぜひ検討していただきたいなと思います。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) 教育長の答弁の繰り返しになると思いますけれども、私自身も進学奨励給付金と、そしてまた奨学資金貸付金というものが将来一本化に向かって進めるべきだというふうに考えております。しかし、今の24年度は、やはり所得制限を入れさせていただいて、引き続きこの制度を取り組ませていただきたいと思っております。 それから、30人学級のことについては、鳥取県下で少人数学級を牽引してきたという自負の中で、小学校も全学年30人学級になるように、今後も岩美町自身も努力をしたいと思いますし、県もそのような取り組みに進んでいくように頑張っていきたいと思っております。 ハードの部分で非常に、同じ教室で2クラスというようなことも議論の中ではありました、教員を2人にしてというような。ありましたけれども、それはそれなりに効果はあるのかもしれませんけれども、やはりクラスという単位をもって少人数学級と言うべきであろうというふうに考えて、ハードの部分まではなかなか手出しができないという状況もございまして、当面、県と足並みをそろえる形で4年生、5年生、6年生は対応しようと考えておるところであります。 ○議長(津村忠彦君) ほかにございませんか。 10番船木議員。 ◆10番(船木祥一君) 教育費の90ページの特色ある学校づくり推進事業費、これ以前にもちょっと検討をということをお願いしたと思いますけど、小学校3校で100万円ずつ、それで中学校も100万円。さっきから出とる公平とかなんとかちゅうことから言や、何をもって公平とするのかわかりませんが、仮に児童数で見たら、小学校3校の2分の1が、金額で言えば、だと思います。それで、この事業は以前から非常に効果のある事業だと、それと他市町村からは非常に岩美町、この事業がうらやましがられとるということもお聞きしますのに、さらにこれを充実させるために、中学校のこの事業費をせめて150万円ぐらいにしてはどうかと思うんですが。中学校からの御意見とか、これが重荷になっとるとか、そういうことはないと思うんですけど、なかなか中学校のほうから上げてくださいちゅうことも言いづらいでしょうから、教育長が中学校にはことしはこれだけ出すので頑張ってくれえと言えば、中学校はさらに頑張るんじゃないだろうかと思いますので、その辺状況もいろいろ教えていただきたい。よろしく。 ○議長(津村忠彦君) 教育長。 ◎教育長(寺西健一君) 特色ある学校づくり、各小・中学校に100万円ずつ、学校長の裁量というような形で活用していただいてる事業でございます。御指摘のとおり、他市町村からの学校長からも大変うらやましいというような声というのは、私も何回も聞かせていただいております。さらに、中学校においては生徒数であるとか、それも大きいわけです、全町で1つしかない中学校でございますので、より充実してはどうかという御意見であったと思います。 この特色ある事業については、毎年それぞれ反省をしたりしながら進めてるんでございますけども、昨年度10年間を経ました。それについて各校の校長先生方と何度か協議をさせていただき、金額であるとか、内容であるとか、そういうことについての御協議を願ったところであります。そういうことの中で、やはり100万円というところが一番いいとこではないかという御意見をいただきました。過不足であるとか、そういうことについては特には、校長先生方の御意見というのはございませんでした。教育長に校長が遠慮して言わなかったと、そういうことではございません。 ただ、この事業というのは、あくまでも学校が校長先生を中心として、先生方また保護者の皆さんとか一緒になって、地域の皆さんと一緒になって自分の学校をよりよくしよう、そういうことを目指しているものでございます。それが結果として特色あるものになっていくと、そういうことでございますので、100万円についてフルに使っていただければ結構でございますし、もちろん残ったら返していただくというお約束もさせていただきました。そういう中で検討してまいりまして、100万円というものを定めさせていただきました。 ただ、本当にこれを効果あるものにするためには、まださらに議論も必要なことだろうと思っていますので、来年度の終わりには、またこのことについて各学校の校長先生方とまた議論を重ねていきたいというふうに思っております。もし、このことが必要なことであるならば、増額のこともまた出てくれば、考えさせていただくっちゅうことは、増額ということになった場合については、議会の皆様方にも改めてまた御説明をさせていただかないかんというふうに思っているとこであります。 以上であります。 ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) 30人学級、教育長途中からでありまして、議会の皆さんの大変御支持をいただいて創設してもう10年に確かなると思いますけれども。一方で、この場でも成果とか効果をしきりに尋ねられた時期もありますし、本来の学校教育の予算措置の中でやるべきものがあるんではないかとかっていう御批判もいただいた経過もあります。そういう中ではありますけれども、ずっとこの学校現場から聞かせていただいとるところでは、非常にありがたいお金だというふうに、毎年予算措置をお願いしておるところであります。 ありていに申し上げれば、本当に学校の中の先生たちのコミュニケーション、チームワークを高めるために懇親会にも使わせてやりたいぐらいな思いで、私自身はおるんですけれども、それはちょっと道が外れる部分がありますので、コミュニケーションをとる手段や団結する力は別立てでやってもらいたいと言っとります。 計画をつくる段階でもっと増額をしてほしいということがあれば、途中でも増額補正を議会のほうに御相談をさせていただくという姿勢で、学校のほうともよく相談をさせていただきながら、毎年の枠というとらえも考えようを改めながら取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それから、この話とは若干趣を変えるところになりますけれども、一浪はしましたけれども、ことし女子の生徒で東京大学に合格をする快挙があっておりますので、御報告をいたします。 ○議長(津村忠彦君) ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) ないようであります。質疑なしと認めます。 これで歳出についての質疑を終わります。 次に、歳入全般についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 2点、町税、固定資産税の減免分のところです。 同和対策諸制度の見直しということで、これの固定資産税の減免措置要綱の変更が行われようとしておるわけですけれど、これ、従来と同じように5年延長するということですよね。考えてみると、5年て何の根拠があるんかなと思うわけです。それこそ旧来型の発想ではないかと、これまでもこれになったから今回もこれになると。というのは、確認したいのは、もともとの制度がつくられた、これ岩美町だけに限らないんですけど、趣旨が随分この間の同和対策の取り組みで変わってきたこと、それから社会経済状況が変わってきたということがあって、随分とその制度の趣旨とは合わない実態になってるんだと思うんですよ。その中で、町は近い将来廃止するというつもりなんだと思うんですけれど、それをひとつ確認したいのと、それから5年間の延長ということなんですけど、さきの5年前のときから話し合いをやってきた、要するに見直しをする、あるいはいずれなくするということ、話し合いをしてきた経過を少し報告していただきたいんですけれど。 それからもう一つは、歳入の諸収入の雑入の最後、32ページの場外勝馬投票券発売所納付金375万円、これは、既に配られてる常任委員会、全協の添付されている資料でも見ますとありますけれど、鳥取市内のミニボートピア鳥取が開設した影響で入場者が減ったと。この表を見ると大体6割、売得金額ちゅうのが6割台に大体なってますよね、最初の年度よりは。そういうことで売得金額の100分の1相当というのを町に納付するという約束が果たせんので、1000分の7.5、要するに100分の0.75に減らしてくれということですけれど、これどのようにこの事態を見込んでいたのか、それから今後どんなふうな見込みをしてるんかということだけを聞かせてください。 ○議長(津村忠彦君) 税務課長。 ◎税務課長(山口浩司君) 田中議員さんから町税の固定資産税の中の減免分でございますけど、地域改善分のことについて御質問いただきました。 言われるように、この減免措置要綱につきましては、この3月31日で失効となりますので、現在新しい要綱ということで見直しをさせていただき、説明をさせていただいたところでございます。 5年間の延長ということにつきましては、言われるとおり、特に根拠があってしたというわけじゃなし、ずっとこれまでから5年の延長ということで来ておりますので、それに付随いたしまして5年の延長をお願いをしておるところでございます。 今後の状況といいますか、この5年間のうちには、以前も申し上げましたが……            (9番田中克美君「それもうええんけん」と呼ぶ) 廃止を含めて……            (9番田中克美君「この5年間で」と呼ぶ) はい。廃止を含めてまた検討させていただくということで、やめるという決定ではないというふうに考えております。 それから、これまでの話し合いということで、その経過をということでございますが、最終的に具体的に中身の決定を内部でさせていただいて、具体的なものを掲示したのは、年明けて本年になってから話し合いを持って、説明させていただいたということでございます。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) 5年間というのは、まさに延長する期間で、要するに継続する期間で、話し合いの期間じゃないちゅうことですよね。そのことを言いたいわけです、私は。5年間延長するということは、要するに地元からすると5年に1度、だめだだめだと固持すれば、ちょっと言い方悪いんですけど、誤解があったら申しわけないんですけど、だめだだめだと固持すれば、また5年が延びるちゅうことなんです、言い方悪いかもしれませんけどね。要するに、5年に1度固持すれば5年延びるということだと。この延長期間を延長するにしても、延長期間というのを話し合いをする期間と、話し合いを要するから延長するわけですよ。というふうに考えるべきだと私は思うんですよ。そうすると、延長1年と、1年で話し合うと、またその次1年延びるかもしれませんけどね。長過ぎますよ、5年て。だって、実際に数字持って、こういうふうにしたいという数字持って話したってのは、ことしになってからでしょう。要するに、失効するまでの数カ月前から始まったっちゅうことです、何の5年間意味があるのかと。繰り返して言いますけど、だから話し合いをするための期間やむなく延長すると、1年で詰めてやるということで臨めば、1年でええんですよ、延長。私はそういうふうに、本当にやる気なら、本当にやる気なら、私はそうすべきだと思うんです。どうですか。 ○議長(津村忠彦君) 税務課長。 ◎税務課長(山口浩司君) 再度御質問をいただきました。            (9番田中克美君「町長と相談して答弁してください」と呼ぶ) ○議長(津村忠彦君) 町長。 ◎町長(榎本武利君) 固定資産税の減免の問題については、5年後には廃止を含めて検討というふうに担当課長が申しました。それに向けての努力を力いっぱいさせていただくということであります。おっしゃる趣旨はよくわかります。 ただ、一方で部落差別が解消されて、この問題については必要がないというふうにならないけんという側面がありますので、この事柄のみについて1年ごとに更新というのはなかなか難しい話だと思っております。 ○議長(津村忠彦君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(長戸清君) 32ページ、諸収入の下から3つ目の場外勝馬投票券発売所納付金につきまして、田中議員さんから御質問いただきました。 委員会等のほうでも御説明を申し上げましたが、バオー鳥取岩美は平成22年7月6日に、大岩、平野地内にオープンいたしまして約2年が経過いたしました。その間、昨年4月7日にはボートピア鳥取というものが鳥取市内にオープンしたということで、ボートピアがオープンした後に、やはりバオー鳥取岩美のほうの売り上げが目に見えて落ちてきたということをバオー側のほうの資料で確認をいたしております。毎月月末、事務の報告を私のほうにいただいて、その旨データとしては確認をさせていただいております。この平成23年度の年間総売り上げの見込みとしては約6億円という見込みをさせていただきました。ただ、来年度、平成24年度の見積もりに当たりましては、さらにまだこの額を下回るのではないかということで、予算では5億円で売上見込みをさせていただきました。 当初この売得金の100分の1につきましては、岩美町のほうから100分の1をというお話をしたものではなくて、NRSのほうから100分の1という提案があって、それを受託をしたという経過がございます。そういった中で、本年1月11日にNRSから正式に100分の1の売得金について1000分の7.5、いわゆる25%ダウンがお願いできんだろうかという正式な文書要請がございました。これにつきましては、オープン以来大きな混乱もなく治安を保っていただいていることや、また地元大岩自治会との約束についてもきちんと履行されていること、またさらには24名の方があそこで従業されていますが、そのうち20名の方が町内雇用というふうなことを総合的に勘案いたしまして、町としてはこのNRSからの提案はやむなしという判断をさせていただいて、委員会にもその旨御報告を申し上げ、了解をいただいたとこでございます。 なお、今後の見込みにつきましては、民間企業でやっていただいてる部分でございますので、ナイター競馬を増加したりとかという努力はしていただいておりますが、町としてはその取り組みを見守るという形で、推移は見守ってまいりたいというようには考えております。 以上でございます。 ○議長(津村忠彦君) 9番田中議員。 ◆9番(田中克美君) さっきの町長の答弁で、要するに差別解消なければ、差別が解消したということが言えるような状態にならなんだら、これは続けないけんなっちゅうのは、ねじ曲がってますよね、途中からね、もともとの制度の折から言って。差別意識があるとか、あるいは差別事象があるから生まれた制度じゃないはずですよ、これ固定資産税の減免というのは。いつの間にか、これに限らず、さっきの奨学金のことでも、給付金のそれもそうですけど、差別がある限り、差別が残ってる限り、差別意識がまだ認められる限りというのが頭について制度、諸施策がずっと続いてるんですよ。 ところが、もともとの趣旨から理由づけが違ってるんですよ。教育奨学給付金もそうだし、これもそうですよ。もともとのそれが正当だったかどうかは別にして、それが不当だとか正当だとか僕は言ってるわけじゃない。もともとの始まりの考え方から違った理屈をつけんと続けられんようなことに、要するに社会事情が変わってきとるいうことを一つは示してると思うんですけれど。 もとは、やっぱり同和施策というのは、要するに特別扱いですからね、どう言おうと。特別扱い、その特別ちゅうのが悪い、ええちゅう話じゃなくて、特別扱いであるということは間違いないんです、区別して扱ってるわけですから。そのことに道理がなければいかんわけですよ。ところが、それが道理がなくなって、従来の理由づけでなかったものが理由づけされて、しかもそれが差別が解消するかしないかという、いつも私言ってるように、だれがそれを決めるんですかと、判断、差別がなくなったなんて。何か一つ起これば、あるいは何か一つ出てくれば、それみろ差別意識はまだあるじゃないかということになっちゃって、実に果てしなく続くわけですよ。だから、いつまでたってもこれは廃止にならんわけです、その理屈で言うと。 しかし、そこのとこはきちっとやはりもともとに返って、整理をしてもらう必要があるということは言っておきたいし、やはり話し合いをする期間として考えるべきだちゅうのが私の提案なんです、延長の期間というのは。それが5年というんじゃなくて、だって話し合いしてないんだもん、5年間のうちの最後の数カ月ですが、話し合いしてるのは。だから言ってんですよ、私は。その経過を聞いたのは、そういうことになっとるから、5年に何の意味がある、意味がないじゃないかということを言ってるわけですよ。要するに、話し合いという観点からいうと。そのことを言ってるんですから、誤解のないようによろしくお願いします。 ○議長(津村忠彦君) 答弁はいい。 ◆9番(田中克美君) 聞いていただいたんで、ええです。考えてください。 ○議長(津村忠彦君) ほかに。 7番船田議員。 ◆7番(船田爲久君) ちょっと一言だけ、1件だけお尋ねしますけど。 出のほうもある委託金ですから、出のほうも委託料で出るんですけども、商工費委託金で旧岩美鉱山公害防止施設管理委託金、これ大幅に、大きな金額が前年に比べて多くなっているんですけども、これの説明ちょっと、出のほうとあわせてお願いします。 ○議長(津村忠彦君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(川上壽朗君) 旧岩美鉱山の坑廃水処理予算につきまして御質問いただきました。 平成23年度と比べて大きくふえましたのは修繕費のほうがふえております。修繕費で1,145万7,000円と大幅にふえております。これは処理場の上のほうにあります地すべりが発生いたしまして、それの復旧工事、あとは汚泥槽の塗りかえ工事とか、シックナー照明取りかえ工事、こういうもので大体1,145万7,000円の増額ということで、国のほうからの予算が大幅に、収入のほうもふえとるという経過でございます。 以上です。 ○議長(津村忠彦君) ほかにございますでしょうか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) ないようであります。質疑なしと認めます。 これで歳入全般についての質疑を終わります。 次に、第2条債務負担行為、第3条地方債、第4条一時借入金、第5条歳出予算の流用についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって平成24年度岩美町一般会計予算の質疑を終結します。 日程第18、議案第37号 平成24年度岩美町住宅新築資金等貸付特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第19、議案第38号 平成24年度岩美町代替バス運送事業特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第20、議案第39号 平成24年度岩美町後期高齢者医療特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第21、議案第40号 平成24年度岩美町国民健康保険特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第22、議案第41号 平成24年度岩美町集落排水処理事業特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第23、議案第42号 平成24年度岩美町公共下水道事業特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第24、議案第43号 平成24年度岩美町介護保険特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第25、議案第44号 平成24年度岩美町訪問看護ステーション特別会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第26、議案第45号 平成24年度岩美町水道事業会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 日程第27、議案第46号 平成24年度岩美町病院事業会計予算の件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結します。 以上で本11件に対する質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま質疑を終結した本11件については、会議規則第39条第1項の規定に基づき、この際、議長を除く議員9名で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 御異議なしと認めます。したがって、本11件については、議長を除く議員9名で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。 お諮りします。 ただいま設置されました予算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定によりお手元に配付の名簿のとおり指名したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(津村忠彦君) 御異議なしと認めます。したがって、予算審査特別委員会委員はただいま配付しました名簿のとおり選任することに決しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。 次の本会議は3月22日です。定刻までに御参集願います。 御苦労さまでございました。            午後1時56分 散会 前記会議の経過を記載してその相違ないことを証するためにここに署名する。  平成24年3月13日            岩美郡岩美町議会議長               〃   署名議員               〃   署名議員...